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自然素材住宅をつくるなら知っておきたい自然塗料のメリットとデメリット

自然素材住宅をつくるなら知っておきたい自然塗料のメリットとデメリット


住宅に使用される塗料は、今までは化学物質を原料としたものでした。しかし近年では、技術が進歩したことにより自然素材の塗料が生まれています。自然塗料も種類が豊富で、どれが何か分からなかったりデメリットがあったりもします。今回は自然素材住宅をつくる方に、知っておいていただきたい自然塗料についてご説明します。

1.自然塗料とは

自然塗料は、自然界にある天然の素材を原料とした塗料のことをいいます。石油や合成顔料を含まないため、人の身体にも優しい塗料です。自然塗料で古くから利用されていたのは、渋柿の塗料です。現在では渋柿を始め、白ロウや桐油、コパル、ラベンダーオイル、蜜ロウなどのさまざまな原料があります。自然素材住宅に使用される塗料の多くは、ドイツメーカーのものが大多数を占めています。

外国ではすでに自然塗料が主流となり、明確な基準があります。しかし、日本製の自然塗料には基準がいまだに定まっていません。自然塗料と記載されていても、有害な物質を使用している危険性もあるため注意が必要です。

2.自然塗料のメリット

自然塗料は、木材の木目など素材を活かした仕上がりや手触り、経年変化による色合いを尊重した仕上がりにすることができます。主原料が天然の成分ですからこそ、健康面などの安全面も優れています。化学物質による塗料は、およそ10年前に人体に影響を及ぼすシックスハウス症候群によって、社会問題となりました。化学物質による有害物質の空気汚染が原因とされ、国土交通省も建築基準法を改正するなどといった規制を定めました。

自然塗料は化学塗料と比べ、耐候性が低いです。そのため、日常的にメンテナンスが必要不可欠であり、2~3年で塗り替えなければなりません。しかし長年住み続けるからこそ家族の健康は何者にも変えられません。自然塗料は安心して使えるため、素人でも扱いやすいといった特徴があります。自然素材を使用している塗料を塗るために業者を雇わず、ご自身で塗ったというケースも増えています。塗装にかかる費用を抑えることができるだけでなく、新たな趣味としても自然塗料は注目されています。自分で塗装することによって、住宅に住み始めの頃よりも愛着をお持ちになる方も多くいます。

3.自然塗料のデメリット

自然塗料のデメリットとして、先述した日本塗料の危険性があります。日本では自然塗料の定義が明確ではありません。ドイツでは、石油精製品である「イソパラフィン」や「ミネラルスピリット」などを含む塗料を自然塗料と定義できません。

日本ではイソパラフィンが、自然塗料として販売されている場合があります。イソパラフィンは毒性が低いとされていますので、絶対的に悪いものということではありません。少しでも健康に悪影響を与える塗料を使用したくない場合は、こういった自然塗料は選ばないようにしましょう。

自然塗料は「安全」というイメージが先行していますが、必ず万人に安全とはいえません。人体にアレルギー反応を誘発する天然成分もありますので、納得した上で使用することをオススメします。また、自然塗料は乾燥させる際に「ホルムアルデヒド」が発生します。ホルムアルデヒドは有害物質のひとつですので、乾燥させる際は注意が必要です。このホルムアルデヒドの放散量が少ない建材料もあります。

建築基準法の改正により、ホルムアルデヒド放散の等級表示も義務付けられました。自然塗料を使用する方は、等級をしっかり確認した上で使用することが大切です。

4.まとめ

自然素材を使った塗料だからといって、必ずしも安全とはいえません。しかし、化学物質を使用した塗料による、半永久的な有害性を考えると自然塗料を使用する方が安全ともいえます。自然塗料を使用する場合は、インターネットによる評価以外にも実際に製品の匂いを嗅いだり、サンプルでアレルギーが出ないかなどを確認したりしてから使用しましょう。

自然素材住宅を愛知県春日井・名古屋エリアでお考えの方は、一度「池田建築株式会社」へご相談ください。池田建築株式会社は、自然素材を使用した住宅を提案しています。自然塗料や自然素材に実際に現場をみて、触れることができます。

インターネットや住宅雑誌では分からない、自然素材住宅のよさや将来を考えた設計を実際に見学して感じることができます。自然塗料は個人によってもアレルギー反応に差がでます。家族が安心して住めるように、しっかり実物を確認して納得できるまで足を運ぶことができます。一生に一度の大きな買い物ですからこそ、まずは「池田建築株式会社」までお気軽にご相談ください。