内装を自然素材にすることで得られる心地よい暮らしとは？
自然素材住宅は、内装を自然素材にすることで、心地の良い空気を感じることができます。10年後も30年後も価値のある、住みやすい家であるために床材と壁材は重要な部分になります。家を一生の価値にするために、住宅に使用する素材はしっかり選びましょう。今回は、自然素材で心地よい暮らしをするために大切な、内装で使用する自然素材の選び方をご紹介します。
1.自然素材で健康に配慮する
内装で使用される素材は、生活をする上で直接肌に触れ、空気を感じていくものです。だからこそ健康に良い自然素材を使用して、長持ちする家にすることが大切です。現在の化学物質を使用した建物よりも、昔ながらの自然の木材を利用した家は100年以上もしっかりと建っています。
これは住宅に使用した素材の差があるからだとされています。化学物質を使用した建材は、低コストで施工時間もかかりません。しかしその分、身体に有害な物質を発生しており、知らず知らずのうちにアレルギー反応やシックスハウスなどの症状を引き起こしてしまいます。アレルギー反応によって、せっかく建てた家に住むことができなくなってしまう恐れもあります。昔建てられた自然素材の家には、シックスハウスなどの症状を引き起こす可能性は低いものでした。こういった化学物質が引き起こす症状は、現在でもすべて原因が分かっておらず、対策もないことが現状です。住宅に使用する建材の中には、発がん性のある「ホルムアルデヒド」を発生させるものも存在します。
だからこそ、現在では自然素材を使用した住宅が注目されているのです。健康に配慮し、数十年先でも価値のある住宅であるためには、使用する素材にこだわる必要があります。
2.内装①フローリング
木材を使用したフローリングには、合板の上に薄い木材を重ねた集成材が使用されることが一般的です。集成材は、一見して健康上にも問題ないように感じますが、使用している接着剤に問題がある場合があります。接着剤によっては、さまざまなアレルギー反応を引き起こす恐れがあります。また、有害物質はもちろんのこと、接着剤が剝がれてきた際に張替えなどのメンテナンスを行わなければなりません。
自然素材であるスギやマツなどの無垢材を使用することで、接着剤の心配がなくなります。集成材にくらべて調湿作用に長けており、快適なお部屋づくりを可能にします。素肌にも優しく足触りも良いため、冬でも素足で歩けるなどといった優れた素材でもあります。
3.内装②壁材
内装で大切な素材のひとつである壁材も、自然素材を使用することで健康に暮らすことができます。化学物質を含んだ壁材は、塗料などの関係から部屋の空気自体を汚染してしまいます。長年暮らしていくうちに、微量の毒性のある空気が蓄積しアレルギー反応を引き起こす恐れがあります。化学物質を使用した壁材には、ビニールクロスが一般的です。ビニールクロスを使用した住宅をつくっているのは日本だけといわれるほど、ビニールクロスによる健康被害が存在しています。熱をあてることにより、大量の有害ガスを発生させてしまいます。
火災時には家が燃えるという被害のほかに、人体に影響を与えてしまう恐れがあります。塩化ビニールになりますと、発がん性がある塩素ガスが大量に使用されています。廃棄や使用の段階から環境にも被害があり、使用はおすすめできません。
壁材に使用する自然素材のひとつに、漆喰があります。日本でも使用されることの多い漆喰は、断熱性や調湿性に優れています。内装に使用することで、無垢材と同様にお部屋を快適にする効果があります。漆喰の中に含まれているのはわらなどの草、土、水が主な成分なので環境にも優しい壁材です。漆喰の中には、化学物質を吸着し分解する効果のある自然素材も存在しています。完全天然素材になるため、壁材に使用することをおすすめします。
4.まとめ
自然素材を使用した内装をつくることで、シックスハウスなどの症状に悩まされずに、安心して生活することができます。フローリングに使用する無垢材ひとつをとっても、スギやマツ以外に現代風の住宅を演出するオークや、温かみのあるヒノキの素材などさまざまです。
自然素材は木材を含めて、呼吸しています。呼吸する素材のおかげで、室内の空気は常に清潔でやわらかいものとなります。中には有害物質とされている、ホルムアルデヒドを吸収し分解する作用のある自然素材もあります。
愛知県春日井・名古屋エリアで自然素材住宅を検討している方は、一度「池田建築株式会社」までお問い合わせください。自然素材にこだわった住宅づくりを行っており、「くつろ木の家」などの肌に触れる部分すべてを自然素材で仕上げる安心の住まいをご提案します。
