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自然素材住宅を建てるなら! 断熱材の選び方とは?

自然素材住宅を建てるなら! 断熱材の選び方とは?


住宅に使用する断熱材は数多く存在します。断熱材の多くは化学物質を使用しており、中には発がん性が認められた素材もあります。自然素材住宅を建てるなら、断熱材もしっかりこだわりたいです。今回は、自然素材住宅を建てるために知っておきたい、断熱材の選び方についてご紹介します。

1.断熱材の種類

断熱材には多くの種類が存在します。化学物質を使用した断熱材には、繊維系断熱材であるグラスウールやロックウールが挙げられます。住宅を建てる際に、断熱材としてグラスウールが一般的に使用されています。

グラスウールは名前のとおり、ガラスを繊維状にしたものです。シロアリなどの害虫がつきにくく、燃えにくいといった特徴があります。さらに、断熱性能に優れておりコストも比較的安いため幅広く使用されています。

しかし製造過程に化学物質が使用されています。この製造過程の中で使用されている接着剤の中には、発がん性のある「ホルムアルデヒド」が含まれています。国際保健機関では、人に対する発がん性のグループへ分類しています。

発泡プラスチック系断熱材は、いずれも「発がん性が疑われる」に分類されているため注意が必要です。長年安全に住み続けるためにも、自然素材にこだわった、身体に影響を及ぼす恐れのない素材を使用することをオススメします。

2.自然素材住宅に合った断熱材

自然素材を使用した断熱材は以下のとおりです。

・吹込セルロースファイバー
・ウール
・セルロースウール
・木質繊維
・炭化コルク

この中でもセルロースファイバーは、天然繊維でできた断熱材なので地球の環境にも優しいとされています。新聞紙をリサイクルして作られたセルロースファイバーは、アメリカで最も多く使用されている断熱材のひとつです。

セルロースファイバーは、断熱効果に優れているだけではなく、シロアリやゴキブリなどの害虫から家を守ります。さらに調湿作用があり、湿気を吸ってくれるので室内を快適にするといったメリットもあります。また、高い防音性能も兼ね備えています。住宅の騒音によるご近所トラブルに発展することもあるため、防音性能のあるセルロースファイバーは断熱以外にも、静かな家を実現することが可能です。セルロースファイバーにはほかにも防火性能があるなど、断熱材にするだけでも自然素材特有の付加価値を得ることができます。日本では低コストなどの関係からグラスウールの使用が多いですが、断熱性能はグラスウールに引けを取りません。

そして自然素材断熱材である木質繊維は、断熱効果以外にも水蒸気を蓄え吸放湿することができます。これにより、内部結露とカビの発生を抑制することが可能です。身体に影響を及ぼさない自然素材を使用することで、高い断熱性やその他の恩恵を受けることができます。

3.自然素材断熱材で注意すること

セルロースファイバーやウールは、木と同様に調湿作用があります。繊維自体が湿気を吸収し、繊維の間から飽和しやすく水滴になりにくいといわれています。このような性質から、内部結露も比較的少なく結露対策として使用される場合もあります。しかし自然素材断熱材は、調湿性能がある反面、施工方法によっては内部結露を引き起こす原因となります。素材の特徴が分かっていない業者による施工で、放湿現象を妨げるような施工方法を行われる可能性もあります。

自然素材断熱材を使用する場合は、化学物質を使用した断熱材とは異なり、メーカーが定めたマニュアルや施工手順がありません。断熱材の施工をしてもらう際は、素材の扱いに長けている業者を選ぶことが大切です。また、自然素材も製品によっては内部結露を起こしてしまう可能性があります。「自然素材だから内部結露しないだろう」と考えず、使用する自然素材の断熱材について調べるようにしましょう。

4.まとめ

自然素材の断熱材を使用することによって、人の身体だけではなく自然にも考慮することができます。自然素材は断熱性に優れているため、夏場は涼しく冬場は温かいといった蓄熱効果も発揮します。住宅の冷暖房費を削減できるため、省エネ対策としても利用することができます。

自然素材を使用した住宅づくりを検討している方は、一度「池田建築株式会社」にご相談ください。池田建築は、自然素材にこだわった住宅を提案しています。一生に一度の住宅づくりですからこそ、後悔のない家づくりをしていきましょう。

自然素材住宅に対する不安を解消するために、納得いくまで住宅見学を行うこともできます。まずは一度池田建築株式会社までお問い合わせください。