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水回りに最適な自然素材とは? 気をつけるポイント

水回りに最適な自然素材とは? 気をつけるポイント


近年では住宅に使用する建材として、化学物質を使用した人工素材ではなく天然の樹木を使用した自然素材が注目されています。自然素材といえば、水や湿気に弱いというイメージが強く、水回りまで自然素材にするのは不安だと感じる方も多くいます。

実は、水回りこそ自然素材を選んだ方が良い場合もあるのです。今回は、水回りにも使用できる天然素材についてご紹介します。

1.水回りに自然素材を使う理由

注文住宅は、使用する建材を含めて選択肢がとても多いです。そのため、長年住み続けるからこその「こだわり」を追求する方も多くいます。その中でも、自然素材は人の身体の健康にも良く、環境にも優しいことから使用されることが増えました。

住宅をつくっていく際、こだわりたいポイントの代表として「間取り」「収納」「水回り」を選ぶ方が多いです。水回りは普段から必ず使用する場所ですので、しっかりと設備を整えたいところです。

水回りには、自然素材が良いとされています。一見自然素材は水に弱そうなイメージですが、実際には調湿作用に優れています。湿度が高い場合は、室内の湿気を吸い込みます。湿度が低くなれば、溜めていた湿気を室内に吐き出すため、水回りに溜まるジメジメとした空気を適切に維持することができます。内装に自然素材を使用することで、1年中快適な空間で生活することができるのです。自然素材の中には、消臭効果のある建材も存在します。タバコを吸うご家庭や、ペットを飼っているご家庭でも気になる臭いを感じずに生活することが可能です。

2.床に使用する自然素材

キッチンなどの床は、水や調味料、油などが染み付きやすい場所です。洗い物をしている際に飛んでしまった洗剤も、床を傷める原因のひとつとなります。自然素材の床材と聞くと「無垢フローリング」が思い浮かぶかと思います。

無垢フローリングは一般的に、しっかりメンテナンスを行わなければすぐに傷んでしまうと思われがちです。実際、どのフローリングも同様に水などをこぼしたらしっかり拭かなければなりません。

無垢フローリングも例外ではなく、こぼしてしまったらしっかり拭きましょう。新築のキレイな無垢フローリングが汚れてしまいますと、少しの汚れでも気になってしまいます。しかし、自然素材である無垢材は、年を重ねるごとに色味が変化していきます。

色味の変化とともに、汚れも気にならなくなり味のある床材として、キッチンに映えます。また、無垢フローリングはワックスなどによって、水分をはじきやすく染み込みにくくする処置をすることが可能です。

お手洗いの場合でも同様に、無垢フローリングや水に強い自然素材の「コルクタイル」という選択もできます。自然素材独特の木々の自然な香りと足触りは、人工素材では感じることができません。

3.壁に使用する自然素材

水回りに使用する自然素材の壁材は、漆喰などの土を利用したものが活躍します。漆喰には消臭効果があり、キッチンの嫌な生ゴミの臭いやトイレの臭いを無くす作用があります。漆喰の無数の穴による調湿効果は、湿度だけではなく空気中の臭いや、空気中の有害物質の除去もしているといわれています。人工素材よりも柔らかい漆喰は、肌触りもよく安心感のある住宅を演出することができます。壁は水がはねやすい場所です。壁材として一般に使用されているビニールクロスは、つなぎ目から水が染み込みやすいといわれています。

その結果、いつの間にかビニールクロスの下でカビが増殖している場合があります。塗り壁の場合はつなぎ目もないため、壁の下でカビが増殖するといった心配が少ないです。また、珪藻土の壁材はザラザラしていて、洗面所には不向きとされていますが、サラサラと肌触りの良い珪藻土も存在しています。

4.まとめ

住宅に使用する自然素材は、湿度や水に弱そうというイメージが先走っています。しかし、実際にはしっかり管理していれば、水回りの強い味方になってくれるのです。無垢材を使用したフローリングも、掃除をこまめにすることでキッチンの床でも使用することができます。

キッチン回りは、寒い冬は特に冷たくなりやすい場所です。無垢フローリングは素足でも体温が奪われにくく、足元も温かいまま料理することが可能となります。住宅をつくる際、間取りや設備以外にも使用する「素材」にもこだわることで、快適なお部屋づくりをすることができます。

愛知県春日井・名古屋エリアで自然素材住宅をお考えの方は、是非一度「池田建築株式会社」までご相談ください。池田建築は、自然素材を使用し人に優しい家づくりを提案しています。