「リフォームをする時はどんなところに注意すればいいの?」という方のために、今回はリフォームをする際の注意点を解説していきたいと思います。外装や内装など種類ごとの注意点を説明していくので、自分の知りたい情報をすぐに見つけることが可能です。これからリフォームを行う方や、検討している方はぜひこちらを参考にしてみて下さい。
1.外装リフォームの注意点
はじめに、一番周囲からも気にかけられやすい、外装リフォームの注意点について詳しく解説していきたいと思います。完成後には建物の印象が大きく変化するリフォームになるので、しっかりポイントを押さえて失敗しないようにしましょう。
1-1.足場を設置する際の注意点
外装リフォームをする際には、足場の設置が必要になることが非常に多くなります。足場の設置には一戸建てで1日程度の時間が掛かり、作業中は比較的大きな金属音が周囲に鳴り響きます。そのため、近隣の方たちと騒音トラブルになることも少なくありません。近隣の方たちから理解を得るためにも、必ず事前に告知とお詫びをしておきましょう。
1-2.塗料選びの注意点
外装リフォームで失敗しがちなのが、塗料選びでの失敗です。塗料は約18L入りの缶の金額をベースに、使用するグレードを決めていくことになります。そのグレードには耐久年数が3年で5,000円ほどのものから、耐久年数が15年を超え50,000円以上するものまで存在しているのです。
その差は十倍以上になりますが、安い塗料を選んでしまうとすぐに塗り替え工事をしないといけなくなる可能性があります。そのため塗料のグレードを選ぶ際には、次のリフォームまでの予定期間と足場の設置しやすさなど、他に掛かる費用との兼ね合いなどを見ながら選考しなければいけないのです。
2.内装リフォームの注意点
続いては、定番でもある内装リフォームの注意点を分かりやすく紹介していきたいと思います。内装リフォームをしようと考えている方は、ぜひこちらを参考にしてみて下さい。
2-1.床材リフォームの注意点
住宅の床材にはフローリングや畳が多く、一斉に張替えリフォームを行うことも少なくありません。そこで床材リフォームで失敗しないために注意しておきたいポイントは次の3つになります。
・素材の肌触りをしっかり確認しておく
・耐久年数を確かめておく
・防音性能を確認しておく
特に肌触りはフローリングやカーペットなどで失敗しやすい項目なので、選ぶ段階できちんと確かめておきましょう。また、畳からフローリングに変更するリフォーム工事が流行していますが、防音性能が落ちることも理解しておくことが肝心です。
2-2.壁紙リフォームの注意点
新築後から最初の壁紙リフォームの場合にはあまり気になることはないですが、壁紙は繰り返し張替えを行うことで次第に凹凸が大きくなります。そこで張替え後にきれいな表面に見えるためには、生地の厚い素材を選んだり、壁紙事態に凹凸があるデザインを選んだりすることも必要です。
2-3.一部のみリフォームの注意点
内装リフォームでは、気になる箇所のみのリフォームを行うことは少なくありません。しかしこの場合一部のみが新しくなるので、色が合わなかったり素材の肌触りが合わなかったりとトラブルが多くなります。このような失敗を引き起こさないためにも、一部のみのリフォームではサンプルを何度も確かめて生地を選び、できるだけ大きいサイズのサンプルで比較できるようにしてもらいましょう。
3.水まわりリフォームの注意点
この項目では、ワンポイントながらも費用が高くなりがちな水まわりリフォームの注意点を解説していきたいと思います。毎日使用する水まわりだからこそ、細心の注意を払って計画を立てるようにしましょう。
3-1.トイレリフォームの注意点
トイレリフォームで注意しておきたいポイントは、スペースに限りがあるということです。トイレの個室はあまり大きなものは少なく、数cmの違いで圧迫感を感じることになります。特に既存の便器よりもサイズを拡大する場合は、タンクなどが収まることをきちんと確認しましょう。
3-2.キッチンリフォームの注意点
キッチンをリフォームする理由には劣化が原因の買い替えや、設備の充実のためなどがありますが、いずれも元々の形よりもかなり変更されることが多いです。そのため完成後に使用してみると使わない設備が多かったり、冷蔵庫が置けなかったりなどのレイアウトの問題が発生することもあります。このような失敗を避けるためには、キッチンの下見はカタログではなく実物で行うことで回避することが可能です。
4.耐震リフォームの注意点
近年大きな地震に備えて耐震リフォームをする住宅が増加傾向にありますが、たくさんの種類があるために迷ってしまいがちです。ここでは、そんな耐震リフォームで失敗しないための注意点を3つにまとめたので見てみましょう。
・自治体により補助金や減税制度を利用できる可能性がある
・屋根のみや壁のみではなくいくつかの部分的なリフォームが必要
・構造や地盤などの事前調査が必要
耐震リフォームでは施工が完了した後に証明書が発行されることが多く、その後に発生した不具合は業者がアフターフォローしてくれるものがほとんどです。しかし中には工事が完了した後は関係ないと言ってくる業者も存在するので、契約前に確認をしておくことが重要になります。
5.まとめ
今回は、住宅リフォームの注意点を工事の種類ごとに解説してきましたが、知りたい情報は見つかりましたか? 外装の塗料にはいくつものグレードがあることや、内装リフォームでは色のみではなく肌触りも重要なことが分かりました。「池田建築株式会社」では、一人ひとりの要望に合わせた住宅リフォームを行っています。これからリフォームを考えている方は、ぜひ相談にいらしてみて下さい。