TEL:0568-81-1478
お問い合わせ・ご相談

耐用年数を把握しよう! リフォームに失敗しないための知識を紹介

耐用年数を把握しよう! リフォームに失敗しないための知識を紹介


自動車や電化製品に耐用年数があるように、建物にも耐用年数があることは知っていますか?この記事では、きちんと耐用年数を把握して建物に長く住み続けることができるような、知識を紹介していきたいと思います。手遅れになってしまってリフォームに失敗しないためにも、しっかり耐用年数を確認していきましょう。


1.耐用年数を把握して上手にリフォームしよう

はじめにこの項目では、建物における耐用年数とは何なのかについて詳しく解説していきたいと思います。耐用年数の仕組みをきちんと理解していませんと、大規模リフォーム工事をする際にローンが組みにくいことにもなりますので、しっかり学んでいきましょう。

1-1.耐用年数とは

耐用年数とは、国が定めている建物の資産価値の期間を定めたもので、それぞれの構造によって耐用年数が決まっています。この耐用年数は、経費の計算を行うときなどに非常に重要になってきますので、個人はもちろん法人の方はきちんと理解しておかないといけません。

1-2.耐用年数とリフォームの関係

リフォームを検討する際に耐用年数が重要になってくるのは、後どれくらい減価償却できる年数が残っているのかを確認するほか、銀行からの融資にも大きく関係してくるからです。資産価値の高い住宅へのリフォーム費用は比較的簡単にローンが組めますが、資産価値が低くなってくるとリフォームという名目ではローンが組めない可能性があるので注意しておきましょう。

2.木造住宅の耐用年数

ここからは、住宅の造りごとに国が定めている耐用年数を紹介していきたいと思います。自分に住んでいる建物の耐用年数はもちろんですが、これから引っ越しや建て替えの際に比較する判断材料にもなりますので、それぞれの耐用年数をきちんと把握しておくと便利です。まずは、日本国内で一番建築数が多い住宅とされている、「木造住宅」の耐用年数と実際の寿命について見ていきましょう。

2-1.木造住宅の耐用年数

多くの種類がある建物の中でも比較的造りが単純なものである木造住宅は、その耐用年数も短い設定になっており<22年>となります。当たり前ですが、22年で木造住宅が住めなくなってしまうことはまず考えられません。そこで実際に、住み続けることができる寿命を確認してみましょう。

2-2.木造住宅の寿命

「木造住宅の寿命は30年」なんて言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか? しかしこの数字は単に30年ほどで取り壊されることが多いことや、材料などの耐久年数から計算したもので木造住宅本来の寿命ではありません。実際には、きちんとリフォームやメンテナンスを行いながら住むことで、木造住宅は80年程度住み続けることが可能になります。

3.鉄骨造住宅の耐用年数

続いては、鉄骨造住宅の耐用年数と実際の寿命を解説していきたいと思います。鉄骨造には大きく分けて3種類の工法があり、使用する鉄骨の厚みで耐用年数が変わるという特徴があるのです。また、ハウスメーカーによっては2種類の工法を合わせた、「ハイブリッド工法」を採用している場合もありますので、どれに該当するのかきちんと確認しておきましょう。

3-1.軽量鉄骨プレハブ造(鉄骨厚3mm以下)の耐用年数

こちらの鉄骨厚3mm以下の住宅は、木造住宅よりも単純な造りと判断されており、耐用年数は一番短い19年となっています。この鉄骨厚を使用した造りは、一戸建てに採用されることが多く短い工期で建てることが可能です。

3-2.軽量鉄骨プレハブ造(鉄骨厚3~4mm)の耐用年数

続いて鉄骨厚3~4mmの住宅では、3階程度のアパートに採用されることが多い工法となっており、耐用年数は27年と定められています。この造り以降は基本的には一戸建てでは使用されることが少なく、マンションやアパートなどの戸数が多い住宅で見られることが多いです。

3-3.重量鉄骨造(鉄骨厚4mm以上)の耐用年数

重量鉄骨造は鉄骨造の中でも一番頑丈な造りになっており、大きなビルやマンションなども建築することが可能な工法です。そのため、耐用年数も比較的長い34年となっています。

3-4.鉄骨造住宅の寿命

3種類の鉄骨造の耐用年数を紹介してきましたが、3mm以下の19年と4mm以上の34年では15年もの差があることが分かりました。しかし実際の寿命に大きな差はなく、良い状態を保ちながら住み続ければ、65年ほどは大丈夫だと言われています。

4.鉄筋コンクリート造住宅の耐用年数

最後に紹介する構造の鉄筋コンクリート造は、役所や学校など避難所になっている場所などでも採用されている工法となっています。現在確立している住宅造りの中で一番頑丈だと言われている、鉄筋コンクリート造の耐用年数と寿命を確認していきましょう。

4-1.鉄筋コンクリート造住宅の耐用年数

先ほど紹介した通り建築してからの耐久性が一番高いとされている鉄筋コンクリート造は、47年が耐用年数と定められています。通常通り使用していると47年以内には、1~2回ほど大規模な修繕工事を行うことが必要です。

4-2.鉄筋コンクリート造住宅の寿命

耐用年数だけでも47年とかなり長い鉄筋コンクリート造の住宅ですが、その寿命は更に長くなり100年以上住み続けることが可能となっています。しかしそれは構造体の寿命の話ですので、定期的に全面リフォームなどでリフレッシュしてあげることが肝心です。

5.まとめ

今回はリフォームと耐用年数の関係について、詳しく解説してきました。それぞれの造りで耐用年数が異なることや、実際の寿命はもっと長く定期的なリフォームが必要なことが分かりました。

「池田建築株式会社」では、長く住み続けることができる住宅の建築からリフォームまでを行っております。この記事を読んで木造住宅に興味を持った方は、是非一度連絡してみてください。