間取りを変更する場合や設備を一新するため、一軒家すべてをリフォームしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。一軒家のすべてをリフォームするなら、建て替えのほうがお得かもと悩んでいる方もいるでしょう。今回は、一軒家のリフォームの相場から建て替えをする場合とどちらがお得なのかについて解説します。
1.一軒家をリフォームする場合の相場
一軒家をリフォームする場合、リフォームの内容によっても費用が変動します。また、工事についても必要な内容などが変わるため、工事面でも金額が変動します。
1-1.間取りの変更リフォーム
室内の間取りを変更するためのリフォームは、生活動線に不便さを感じている方が行うことが多いです。キッチンとダイニングをつなげるといったリフォームも、この間取り変更のリフォームとなります。新しく壁を増やし、部屋を区切る場合もこれに当たります。費用としては、壁を取り除く場合およそ10万～80万円が相場です。ここにフローリングやクロス換えなども同時に行うと、さらに金額は上がります。
1-2.外装リフォーム
老朽化した外観をすべて新築と同様にリフォームする場合は、外装リフォームを行う必要があります。外壁にパネルを張る作業で見た目を変化させる場合や、屋根を合わせてリフォームすることで家全体を長持ちさせることが可能になります。
外装リフォームには、足場の取り付けといった費用もかかるため、およそ20万～300万円ほどかかります。リフォームの内容によっても金額が変動するため、幅広い価格が想定されます。今ある外装を補修するのみのリフォームの場合は、80万円程度となります。塗装を含めるとさらに90万～150万円程度となり、新調する場合は200万～300万円程度かかると考えましょう。
1-3.全面リフォーム
内装や外装に加え、全面リフォームには耐震性を上げるものやバリアフリーにするものなども追加されます。全面リフォームを行う場合は、坪単価が基準となります。1坪およそ50万～60万円が費用の相場です。注意しなければならないのが、建物の老朽化や設備に必要な材料によっても価格が変動してしまうことです。建物の老朽化や劣化が進んでいると、さらに高額の費用が発生することもあります。
2.建て替えとリフォームのどちらがお得？
一軒家全体をリフォームする場合は、建物の状態や工事内容によっても費用が変動します。例えば、1階のみのリフォームか、すべてをリフォームするのかによっても、当然ですが金額は異なります。最終的にかかる費用としては、およそ1,000万～3,000万円となるとされています。
建替えリフォームの場合は、住んでいた土地を利用するのか、新たな土地に建て直すのかによっても費用は変動します。すでに住んでいた土地に建て直すのであれば、土地代は必要ありませんが撤去費用などがかかります。さらに住んでいた住宅を取り壊すために、1坪当たりおよそ3万～4万円の費用が必要です。取り壊し費用や建て替え費用とは別に仮住まい費用や頭金も必要となります。結果としてはリフォームのほうが安く済みます。家のすべてを建て替えることがやむを得ない場合以外は、全面リフォームのほうがお得といえます。
3.リフォームを安くするには
リフォームを安くするためには、まずはリフォームの相場を確認し、予算などの計画を立てることが大切です。予算計画など十分に確認したら、複数の業者に見積もりを出してもらいましょう。業者によってはリフォームの金額が安い場合があります。
見積もりの内容に問題なく、信頼のおける業者にリフォームを頼むことで、リフォーム後のトラブルを避けることができます。また、リフォームの内容によっては減税制度を受けられます。
減税制度には、住宅ローン減税制度・リフォーム減税・住宅リフォーム助成制度などがあります。特にバリアフリーリフォームや省エネ、耐震リフォームなど住宅に必要なリフォームであれば、条件を満たすことで所得税や固定資産税の減額対象になります。
4.まとめ
一軒家のリフォームか建て替えかを考えている場合は、家の老朽化ややむを得ない事情でない限り、全面リフォームのほうが安く済みます。リフォームの金額は内容によっても金額が変わります。リフォームについて業者に見積もりを出してもらう前に、まずは予算やリフォーム内容を具体的に計画していきましょう。
具体的に計画を進めておくことで、業者からの見積もりのやり取りもスムーズに行えます。「池田建築株式会社」では、自然素材を使用したリフォームを行っています。長く家族が生活する上で欠かせないのは、健康的で安心できる生活です。リフォームを考えている方は、ぜひ「池田建築株式会社」までご連絡ください。
