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住宅のトイレをバリアフリーに! かかる費用とポイントについて


人口の高齢化が進んだ日本は、すでに人口の3人に1人が高齢者になる社会問題に直面しています。今では、商業施設だけではなく住宅にも、バリアフリーのトイレが必要となっています。将来介護が必要になった場合や、すでに家族の介護を行わなければならない場合、トイレのバリアフリー化によって介護もしやすくなります。今回は住宅のトイレをバリアフリー化するために知っておきたいポイントとリフォームにかかる費用についてご紹介します。

1.トイレをバリアフリーにするには

現在では洋式トイレが主流となり、バリアフリー化を目的とした床の工事と手すりの取り付けでリフォームが完了します。しかし、現在でも和式のトイレを利用している住宅では、高齢者の足腰にかかる負担を考えて洋式トイレにリフォームすることも大切です。

トイレの床材に使用する素材は、クッションフロアや柔らかい素材をおすすめします。床材が柔らかいことで、つまずいて転倒した場合に負うケガやトラブルを防ぎます。また、子どもの転倒時も同様にケガを防ぎます。床に関しては、将来車椅子生活を余儀なくされたときを想定して、トイレの床面積を広げることも検討しましょう。車椅子のままトイレまで辿り着けるため、身体の負担を軽減できます。

洋式トイレであっても、しゃがんで立つという動作は必ず行います。和式トイレほどではありませんが、トイレに行くことが億劫になり膀胱炎などを引き起こす原因にもなります。そこでトイレに手すりを取り付けることで、つかまり立ちを行えるようになります。トイレをするときにかかる負担を軽減できるため近年ではトイレに手すりを取り付ける住宅も増えています。トイレは1日に数回は必ず利用する設備です。リフォームを行うときに、トイレの位置を寝室付近へ移動させることが望ましいですが、古い住居やマンションでは工事自体が難しい場合が多いです。トイレのバリアフリー化を行う場合には、まずはリフォーム業者と相談して決めましょう。

2.バリアフリーにかかる費用

和式トイレから洋式のトイレにリフォームする場合、一般的な相場としておよそ20万円から60万円かかります。洋式トイレも最近では、さまざまな機能を備えたものが登場しています。トイレ自体のグレードによっても、金額が変わることを頭に入れておきましょう。

介護用のトイレとして利用する場合は、寒い時期のヒートショック現象を防ぐためにも、暖房便座や温水便座の検討をおすすめします。また、トイレのバリアフリー化のために手すりを取り付ける場合は、およそ2万円から5万円が相場となります。手すりにもさまざまな種類がありますが、一般的な住宅のトイレにはL字型手すりが採用されています。お店のような広いトイレスペースを確保できる場合は、肘掛け型の便座固定タイプや可動型の手すりを設置するとよいでしょう。

車椅子でもトイレに入りやすくするために、ドアも引き戸に変更するとスムーズに出入りしやすくなります。引き戸に変更する場合はおよそ4万円から10万円とされています。また、床材をクッションフロアに変更する場合は、およそ2万円から10万円が相場です。取り付ける床の広さによっても金額は変わります。トイレのスペースを拡張するには、およそ15万円から30万円が必要となります。拡張工事の場合は大掛かりになるので、リフォーム業者に金額を確認することが大切です。

3.バリアフリー化で利用できる助成金

要介護1~5を認定されている方が住んでいる場合は、住宅改修費用助成制度を利用できる場合があります。住宅改修費用助成制度にはいくつかの要件があります。この要件を満たしていれば、実際にかかった費用のおよそ9割が助成されます。

手すりの取り付けや、洋式トイレの取り替えなどに該当する工事であれば利用できるため、地域のケアマネージャーに相談してみましょう。

4.まとめ

トイレのバリアフリー化を行うことによって、介護が必要な家族や将来必ず訪れる老後の生活を快適にできます。バリアフリーリフォームは通常のリフォームよりも特殊な場合があります。リフォーム業者を選ぶときは、バリアフリーリフォームの実績と経験が豊富な業者を選びましょう。

「池田建築株式会社」では、家族が安心して住むことができるように、自然素材を利用したリフォームを行っています。バリアフリーリフォームの経験も豊富なので、検討している方は「池田建築株式会社」にご相談ください。