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おしゃれな「デザイナーズ物件」とは?

その華やかさから憧れる方も少なくないのが「デザイナーズ物件」です。街中で見たカッコいい家。普通の物件とはどこか違う佇まいに目を奪われた経験があるのではないでしょうか。

 

今回はそのデザイナーズ物件のメリットとデメリット、また建築時の注意点を詳しく解説していきます。 

 

1.デザイナーズ物件の特徴

デザイナーズ物件の特徴は、普通の物件とは一風変わったおしゃれなデザインにあります。その趣向は、螺旋階段が室内にある部屋や、バスやトイレがガラス張りであったり、壁にタイル加工が施されていたりとさまざまです。

 

内観だけではなく外観にもユニークなデザインが施されているのがデザイナーズ物件の特徴です。コンクリート打ちっぱなしに代表されるスタイリッシュな建物をはじめ、レンガ風の建物であったり、外壁の色が一色に統一されている建物であったりと外観も多様です。 

 

内装、外観にとどまらず、室内の構造も普通の物件には見られないデザインの物件も多く存在します。中には、家の中が迷路のようになっていたり、家のほとんどがガラス張りであったり、家の中に最初から遊具などが設置してある物件もあります。

 

また、入居時にすでに、デザイナーなどが考案したインテリア家具や雑貨などが置いてあることも珍しくなく、こういった特典もデザイナーズ物件の特徴です。 

 

2.デザイナーズ物件のメリット:おしゃれ感

デザイナーズ物件のメリットは、なんといってもそのおしゃれさ。ついつい人を招き入れたくなってしまいます。また、デザイナーの世界観に身を委ねることができるのも楽しみの一つです。デザイナーズ物件には建築家やそのデザイナーが考えたコンセプトがあり、空間設計や内装など細部にまでこだわりが詰まっています。その世界観を体感できるのは住人ならではのメリットです。 

 

さらには、住人同士のコミュニティーが生まれることもあります。普通の物件よりも個性が強いデザイナーズ物件は、住人同士の好みや考え方も似ている傾向があり、住人同士で親しくなりやすいというメリットがあります。 

 

3.デザイナーズ物件のデメリット:住み心地

デザイナーズ物件のデメリットは、特徴的な物件であるがために我慢しなければいけない部分があります。

 

例えば、デザイナーズ物件に多く見られる「コンクリート打ちっぱなし」の物件。こちらは、冷暖房などの設備が整っていれば問題はないのですが、整っていなかった場合、コンクリートの性質上、「冬はとても寒く、夏はとても暑い」といった事態になってしまいます。このような事態にならないためには物件探しのときに詳しく調べておく必要があります。

 

居住性よりデザイン性にこだわっている物件では、収納が少ない場合もあります。元の住居をリノベーションしている場合、収納はそのままということが多いですが、新築のデザイナーズ物件では、収納性よりデザイナーの志向を重視し、収納が少なくなっていることもあります。こういった場合に対しても、事前に物件を見るときに把握して、自分の生活サイズに合う物件を選ぶことをおすすめします。 

 

また、デザイナーズ物件であることから値段が高くなってしまうのもデメリットの一つ。建築家の細部までのこだわりや、インテリア、最新の設備などを考慮した場合、どうしてもほかの物件より価格が高くなってしまいます。 

 

4.デザイナーズ物件を建築するときの注意点

 デザイナーズ物件を建築するときには、暮らしやすさとデザイン性の両方を考慮した設計・建築が必要になってきます。

 

特に考慮すべき点として代表的に挙げられるのが、屋根の傾斜による雨漏りの可能性、空間の広さによる熱伝達の非効率分配、複雑な設計による床の傾きといった点です。 

 

デザイン性を重視した物件では、屋根がさまざまな形で建築されることが多く、雨が降ったときに片流れ屋根だと水の流れが一方に傾いてしまいます。これが雨漏りの原因になることもありますので注意が必要です。 

 

広いリビング、吹き抜けのある天井。このようなおしゃれな家に憧れる人は多いのですが、このような物件を建築するときに考慮しなければならないのが、効率の良い熱伝達が可能かという問題です。

 

熱伝達の効率がよくないと、エアコンの使用量が増えて、光熱費が生活を圧迫するということになりかねません。家の断熱性能を高めるなどの工夫が必要でしょう。 

 

複雑な設計や広い空間を作る際に気をつけなければならないのが、床の傾きです。床が傾いていると、床鳴りがひどくなったり、歩いていて異常を感じるようになったり、置いてあるタンスも傾くため壁の間に不自然な隙間ができたりすることもあります。

 

ここまで述べてきたような建築上や生活面のトラブルが起きないためにも、建築家と十分に話し合って建築プランを立てていくとよいでしょう。 

 

5.まとめ

多くの注目を集めるデザイナーズ物件ですが、注意すべき点などはしっかりと確認し、事前に下調べをしておくことで多くの問題は解決できます。

 

建築家の趣向を凝らしたデザインの中から、あなたの個性や好みに合った物件を選びましょう。好きなものに囲まれて生活をすることは、気分を幸せにしてくれますし、日頃の生活にも活気が出ることでしょう。

 

「池田建築株式会社」では、デザイナーズ物件に関しても取り扱いを行っております。建築家のセンスが詰まったデザイナーズ物件、ぜひ住まい探しの候補に入れてみてください。