自然素材を使用した玄関のメリットとは? 自然素材の注意点
住宅を一から造る際には、理想とこだわりを持って設計する方が多くいます。その中でも、間取りや設備をこだわる方が多く、素材まで気が回らない方も。素材を自然素材にすることで、人工素材とは違う温かみのある家をつくることができます。
この記事では、自然素材を玄関に使用した際のメリットや、注意点について解説します。
1.玄関ドアの種類
玄関のドアといえば、多くの方がアルミ製やステンレス製のドアを想像するでしょう。自然素材にこだわり、ドアも自然素材にするのであれば、木製のドアがおすすめです。木製のドアは、アルミ製やステンレス製よりも個性があり、デザイン性にも富んだ素材です。
玄関のドアには「開き戸」と「引き戸」の2種類があります。ほとんどの家庭で使用される玄関のドアは、ドアノブやハンドルを回して開け閉めする開き戸です。開き戸は引き戸に比べ、気密性が高く、風も通しにくいといった特徴があります。引き戸は、昔の家でよく使用されていたタイプのドアです。横にスライドさせて開けるもので、家の雰囲気はもちろん車椅子を使用している家庭で利用されています。引き戸は戸を開放し続けることも簡単で、風を通して家の換気をしたい場合でも使用しやすいです。
2.自然素材ドアの特徴
自然素材を使用した木製ドアは、金属製のものとは違い色々な特徴があります。金属製のドアとは違い、木製ドアは長年使用することによって色味が変化していきます。木材は切断されても生きており、呼吸を続けます。そのため、形も変化することがあります。設置したあとも、自然素材は日々変化を続けるため長く楽しめる素材といえます。また、木製のドアは金属製よりも断熱性能が高いとされています。北欧の住宅で木製のドアが使用されているのは、断熱性に優れているからなのです。
しかし金属製のドアと比べて変化のある素材ですので、どうしてもメンテナンスが必要となります。メンテナンスには、定期的な塗装や修理、日々の手入れが必要です。このメンテナンスが面倒だと感じる方もいますが、しっかり行うことでそれに応えてくれる住宅に愛着が湧く方も少なくありません。
3.自然素材ドアのメリット
自然素材の玄関ドアは、デザイン性がよく温かみのあるものが多いです。木目を活かした質感や、木のデザインが好きな方にとっては憧れです。先述したように、断熱性能も高いため、断熱材を入れなくても十分温度を保てる玄関にすることが可能なのです。視覚的にも温かさを演出してくれるため、寒い冬でも体感で暖かく感じさせます。また、木製のドアは金属製のドアとは違い、傷が目立ちにくいといったメリットもあります。金属製ですと、どうしても引っかいたような傷などができてしまいます。さらに修理もしにくいため、長年住み続けていると必ず交換するときがきます。
しかし、木製ドアは一枚の板からできているため、簡単に修理することができます。木を少し削ったりするだけで、簡単に傷を治すことが可能です。木は生きているため、色味もどんどん変化していきます。色味の効果によって傷も目立たなくなるほか、傷も風合いとして生きていくこともあります。DIY塗装を施すことも可能なため、いつでも好みのドアにすることもできます。
4.自然素材ドアの注意点
木製のドアは、金属製のドアに比べると価格が高くなります。自然素材のため、無垢材などを使用したドアを選択するだけでも、さらに価格は高くなってしまいます。メンテナンスも必要なため、高い木製のドアを購入した際は責任感も生まれ、それがプレッシャーになることもあります。
さらに木製のドアは、メンテナンスを怠ると湿気や乾燥によってドア自体が反ってしまう恐れもあります。ドアが反って形が歪んでしまった場合は、修繕もしなければいけないため注意が必要です。
5.まとめ
自然素材を使用した玄関は、視覚的な温かみのある家をつくるほか、断熱性能が優れているため、冬場でも暖かい玄関になります。玄関は一番風の入ってくる場所でもあるため、木製ドアにすることで室内の空気を逃がしにくくします。また、木材自体に調湿作用もあるため、湿度を一定に保ち空気を清潔に保つといったメリットも兼ね備えています。金属製のドアとは違い、木のぬくもりや長年使用することで風合いなど変化を楽しむことも可能です。
「池田建築株式会社」では、自然素材を使用したあたたかい住宅づくりを提案しております。自然素材によって、家族の健康にもよい空間をつくることができます。自然素材を使用した玄関づくりに興味のある方は、是非一度池田建築株式会社にお問い合わせください。