家族がくつろぐリビングに自然素材を使用するメリット
長い年月を住み続ける住宅であれば、間取りや設備にこだわるのはもちろんのこと、使用する建材にもこだわりたいものです。家族で住む場合、リビングは家族みんなが一緒に居るくつろげる空間にしたいという人も多いでしょう。そこで今回は、快適に過ごすリビングに自然素材を使用するメリットと、おすすめの自然素材についてご紹介します。
1.リビングに自然素材を使うメリット
リビングは、家族みんなが団らんするために集まる場所です。だからこそ、リビングは清潔であり落ち着く空間にしたいと思うもの。従来使用されている、ビニールクロスなどの人工素材は、化学物質を多く含みます。それが原因となり、さまざまな健康被害も存在しています。
化学物質から放出される有害物質は、空気中に漂い、呼吸することによって人の体内にも進入します。その結果、シックスハウス症候群などのアレルギー反応を出してしまう恐れがあります。
近年では、住宅づくりをする際に「シックスハウス症候群」という言葉が耳に入るようになりました。シックスハウス症候群にかからないようにするには、有害物質を極力少なくし、換気を徹底しなければなりません。
自然素材は化学物質を使用していないため、有害物質を発生させる可能性が低いです。さらに、自然を感じる木々の香りや肌触りから、精神的にリラックスできる効果があるとされています。
特に、木の自然素材は、空気中に発散させる「フィトンチッド」と呼ばれる香り成分を放出します。この香りが人にリラックス効果を与えるのです。また、調湿作用や空気を浄化する力があるため、部屋に漂う生活臭などを綺麗にしてくれるといった作用もあります。
自然素材の建材は、時間が経つほどに色合いが美しく、味わい深いものとなります。色味がゆっくりと濃くなっていき、肌に馴染むため、リビングを落ち着いた空間にしてくれるでしょう。自然のなかにあったものを、そのまま住宅の素材として使用するため、人にも良い効果を与えてくれるのです。
2.オススメの自然素材①無垢材
無垢材は一般的に、無垢フローリングとして使用されています。無垢のフローリングは、本物の木の質をそのまま感じることができます。通常使用されている木目のフローリングは、複合フローリングと呼ばれており木そのものではありません。
無垢材の質感は足触りも良く、温もりを感じられます。なぜなら、無垢フローリングは熱伝導率が低いことから、寒い冬でも足元から体温が奪われにくいという特徴を備えているからです。木材独特のやわらかさもあるため、小さな子どもや高齢の方に優しい床材です。オークなどの広葉樹の木材は硬い、ひんやりとした床材のため、あたたかな柔らかい木材を好む方は針葉樹のフローリングを使用しましょう。
3.オススメの自然素材②漆喰
日本の住宅で一般的に使用されている壁材は、ビニールクロスとされています。ビニールクロスは低コストな反面、経年劣化が進みやすく定期的な張り替えが必要となります。さらに、ビニールクロスからは有害物質が発生するともいわれており、日本以外の先進国では使用される機会が減りました。
近年、ビニールクロスのかわりの壁材として、漆喰が注目されています。漆喰は、長期間経っても見た目に変化が出にくく、正しいお手入れをすることによって壁の塗り替えをしなくてもいいほど、状態をキープしてくれます。漆喰の主原料は消石灰のため、静電気をため込まない性質を持っています。静電気が発生しない分、ホコリやゴミなどが付着しにくく清潔な壁を保ちやすくなります。
また、小さな子どもがいて、壁の落書きを懸念している方にも漆喰はおすすめです。なぜなら、ビニールクロスだと、落書きが取れなくなった場合、張り替えを余儀なくされますが、漆喰は落書きなどのちょっとした汚れであれば、プラスチック製の消しゴムで簡単に落とすことができるからです。
漆喰は「呼吸する壁」とも呼ばれているほど、部屋の余分な水分や生活臭などを吸い込んでくれます。常に清潔な空気を保てるのも漆喰のメリットといえます。
4.まとめ
自然素材を使用したリビングは、落ち着いた空間づくりができるほか、空気を常に清潔に保つなどといったメリットがあります。家族と長時間過ごす部屋だからこそ、みんなが落ち着いて安心して居続けられる環境をつくることが大切です。
「池田建築株式会社」では、自然素材を使用した「くつろ木の家」を提案しています。家族が暮らすからこそ、安全で健康に優しい住まいを提供するため、肌に触れる部分をすべて自然素材で造っています。
愛知県春日井・名古屋エリアで自然素材住宅をお考えの方は、ぜひ一度「池田建築株式会社」へご相談ください。