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リフォームと建て替えの違いは? メリット・デメリットも紹介


「リフォームと建て替えのそれぞれ特徴を知りたい」という方にために、この記事では全面リフォームと建て替えについて徹底的に比較していきたいと思います。それぞれのメリット・デメリットはもちろん、どちらの方法で工事をすればいいのか判断する方法も解説していくので、自分と照らし合わせながら確認ができます。これから大きなリフォームを検討している方は、ぜひこちらを参考にしてみましょう。

1.全面リフォームと建て替えの違いは?

はじめに、全面リフォーム工事と建て替え工事では何が違うのか分からないという方のために、ふたつの違いを分かりやすく解説していきたいと思います。お互いの違いをよく理解していないという方は、この項目からしっかり読み進めていきましょう。

1-1.それぞれの定義

まずリフォームの定義ですが、既存の建物の基本となる部分は残して、部分的に改築・増築・修繕などを行い新築同様の状態にすることをいいます。リフォームには外壁のみや水回りのみなど部分的なものもありますが、ほぼ全てを改修する全面リフォームが今回の比較対象です。全面リフォームの中には、新築時よりも住みやすく改築する、「リノベーション工事」も含まれている場合があります。

次に建て替えとは、既存の建物をすべて取り壊し基礎工事から新築の建物を建築することです。どの建物でも建て替え工事が可能なわけではなく、「幅員4m以上の道路に2m以上接している土地」などの建築基準法で定められている基準を満たした場合のみになります。ほかにも細かい制約がたくさんあるので、建て替え工事は事前に確認が必要だといえます。

1-2.費用や工期の違い

それぞれの定義を知ることで工事を行う前提がお分かりいただけたかと思います。次に、ここでは実際に必要になる費用や工期を比較していきましょう。まず工費に関しては、全面リフォームが1,000~2,000万ほどで、建て替えが2,000~4,000万と建て替えのほうが割高になっています。しかしリフォームの場合でも工事のしやすさや、工事の範囲によっては費用が高額になることも少なくありません。

次に工期は、全面リフォームで2か月ほどかかり、建て替えだと少なくても6ヶ月の期間が必要になります。今回比較しているような大きなリフォーム工事の場合には、建て替え工事同様に仮住まいが必要になることが多く、事前に工期を確認して準備しておくことが大切です。


2.全面リフォームのメリット・デメリット

続きましては、全面リフォームを選んだ場合に得られる、メリット・デメリットを紹介していきたいと思います。きちんと特徴を理解して、正しく判断できるようになりましょう。

2-1.全面リフォームのメリット

全面リフォームのメリットを3つまとめたので見てみましょう。

・比較的費用がかからない
・工期が短い
・固定資産税・都市計画税・不動産所得税などの軽減が可能

やはり全面リフォームでは、建て替えに比べてコストパフォーマンスが良いことが最大のメリットになります。外壁と屋根といった見える部分のみや、水回りのみすべてという場合なら断然リフォームがお得になるでしょう。

2-2.全面リフォームのデメリット

続いては全面リフォームのデメリットを確認していきましょう。

・完成時の印象が既存と合わない場合がある
・できることが限られるので自由度が少ない
・追加費用が発生することもある

全面リフォームのデメリットでは、すでに既存の建物であるため自由度が少ないことや、完成時に新旧で差が出てしまう可能性があることが挙げられます。どこまでリフォームするのかを事前に明確にしておかないと、区切りが付けられない場合があるので注意が必要です。

3.建て替えのメリット・デメリット

この項目では、全面リフォームと比較した場合の建て替えのメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。どちらの工法にするか迷っている方は、判断材料としてぜひ役立ててください。

3-1.建て替えのメリット

まずは建て替えのメリットから見ていきましょう。

・設備や間取りをすべて好みに設計できる
・多額のローンを組みやすい
・基礎から新しくなるので今までの劣化がなくなる

建て替えを選んだ場合に得ることができるメリットの中でも一番魅力的なのは、自由に間取りや設備を設計できることでしょう。近年では、ついでに二世帯住宅にしたり、バリアフリー化したりすることも多くなっています。

3-2.建て替えのデメリット

続いては、建て替えのデメリットを3つにまとめたので確認してみましょう。

・コストが高い
・工期が長い
・各種税金が発生する

建て替え工事ではすべてを取り壊すので自由度が高い反面、長い工期と高い費用がかかってしまうことになります。また、工事中は別の場所に仮住まいが必要になるので、事前に押さえておきましょう。

4.リフォームと建て替えのどちらか判断する方法

全面リフォームと建て替えのメリット・デメリットを比較してきましたが、実際にどこで判断の線引きをしているのか気になるのではないでしょうか。ここでは、リフォームか建て替えかを判断する場合に注目したいポイントを3つ紹介していきます。どちらの工法で改修を行うか検討している方は、ぜひこちらを参考にしてみてください。

1.費用が2,000万円以内ならリフォーム、2,000万円以上なら建て替え
2.古民家など構造が丈夫ならリフォーム、地盤や基礎が不安なら建て替え
3.相続する予定がないならリフォーム、将来的に住み継ぐ予定なら建て替え

上記3つのポイントから判断すると、失敗することのない改修工事を行うことができます。建物の工事は多額の費用が必要になることなので、きちんと家族内で会議してから決定するようにしましょう。

5.まとめ

今回の記事で、リフォームでは低予算で工事が行うことができることや、建て替えでは工期が長くなってしまうことがお分かりいただけたかと思います。

「池田建築株式会社」では、快適に長年住み続けるためのリフォームを提案しています。この記事を読んで、自分に合ったリフォームがしたいとお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。