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玄関スロープメリットとデメリット!バリアフリーで住み続ける為に


バリアフリー住宅にして、老後も安心して暮らすために、玄関のスロープ設置について悩んでいる方もいるのではないでしょうか。玄関は一般的に3段くらいの段差がある場合が多いです。「3段くらいなら、スロープがなくても良いかも」と考えている方も少なくありません。

しかし将来、車椅子が必要な生活をしているかもしれません。今回は玄関にスロープを取り付けるメリットとデメリットについて解説します。

1.スロープのメリット

玄関のバリアフリー化で主な設備の一つに玄関スロープがあります。玄関スロープは階段の段差を使用せずに登り降りができるため、車椅子やベビーカーも簡単に通ることができます。小さな子どもがいるご家庭や、家族に車椅子に乗っている方がいる場合、スムーズに自宅に出入りするため必要でしょう。

スロープは玄関回りのエクステリアとしても利用できます。スロープの見栄えが気になる方も、表面仕上げを行うことによって、高級感のある見栄えにできます。スロープの周りにレンガなどで装飾することで、おしゃれな庭としての演出を行えます。

バリアフリー住宅の観点だけではなく、エクステリアの一つとして導入する家庭も多いです。庭の広さによっては、一部分をスロープにし、隣に階段を取り付けることもできます。

2.スロープのデメリット

スロープを取り付けるには、ある程度広い敷地が必要となります。敷地が少ないと、急勾配のスロープになってしまいます。坂道が急になると、車椅子に乗っている方もベビーカーに乗っている子どもにも危険が及んでしまいます。

スロープの勾配を緩やかにするためには、階段よりも長くスロープを設置する必要があります。敷地の広さによっては、まっすぐなスロープを設置できず、折り返しタイプのスロープを付けることになります。

3.スロープを設置する注意点

スロープの設置について、いくつかの注意点を確認しておきましょう。

3-1.スロープの設置は余裕を持って行う

スロープの設置時に、庭面積を圧迫させないために小さなスロープを取り付ける方もいます。しかし、スロープは小さ過ぎると車椅子が上手に乗らず、不便になってしまう可能性があります。

ぎりぎりに乗れる程度の大きさにしてしまった場合も、万が一車輪が落ちてしまったときに、大事故を引き起こす可能性があるため注意をしなければいけません。スロープの長さによっても勾配が変わるので、高低差の12倍以上の長さのスロープが必要となります。急勾配のスロープは、車椅子の方が自力で登るときに苦労してしまうので、緩やかなスロープづくりを心がけましょう。

3-2.滑りにくい素材を使う

スロープに使用する素材の中には、滑りやすいものがあります。高級感や見栄えにこだわるあまり、タイルなどを使用してしまうと、雨天時に滑りやすくなってしまいます。スロープはあくまでもバリアフリーとして利用するものです。用途を間違えず、床材には滑りにくい素材を利用しましょう。コンクリートのスロープが望ましいですが、見栄えも気にするのであればインターロッキングなどのスロープを設置しましょう。

3-3.取り付け箇所を確認する

場合によっては、スロープを希望する場所に取り付けられないことがあります。スロープの設置には、長さやスペース以外にもさまざまな要因で設置できないケースがあります。まずはスロープを設置する専門の業者に相談してみましょう。

3-4.手すりも一緒に取り付ける

手すりは、車椅子の昇り降りをサポートする役割を果たします。車椅子を安全に利用するためには手すりの存在が必要不可欠です。スロープの設置を考えている方は手すりの設置も検討してみてください。

4.まとめ

スロープは健康な方にとっては、必要性を感じることはほとんどありません。しかし、高齢者になり介護が必要になったとき、スロープがあることで車椅子を安全に使用できます。

また、小さな子どもが生まれた場合にも、家からベビーカーを引いて外出できます。スロープは高齢者が使用するだけではなく、小さな子どもがいる家庭にも非常に役立つバリアフリー設備です。

「池田建築株式会社」では、スロープなどのバリアフリーリフォームを行っています。これから先の家族や住宅を見据えて、早めのリフォームを行うことが大切です。「池田建築株式会社」は、家族に合った住みやすい家づくりを提供しています。

愛知県春日井・名古屋エリアでバリアフリーリフォームを考えている方は、一度「池田建築株式会社」までお気軽にご相談ください。