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防音リフォームの種類と費用について

念願の家を購入したはいいものの、隣の家や周りの音が気になって仕方がない、といったことはありませんか?いざ、対策に乗り出そうと、防音リフォームを行うにも費用はどれくらいかかるのかも気になります。今回は防音リフォームにかかる費用を騒音場所別でまとめました。(なお、本コラムで記載している費用はあくまで一般的な金額であり、弊社のものではないことをご了承下さい)

 

1.騒音の定義と基準

一般に騒音とは、音が生活環境や人の健康に影響を及ぼすことを指します。騒音値はデシベル(db)という単位で示され、会話や洗濯機、掃除機の音が60dbといわれています。

 

日本騒音調査(https://www.skklab.com/standard_value)によると60dbが「うるさい」と感じる基準値となります。

 

しかし、隣の家からの音をどのくらいでうるさく感じるかは住んでいる人の判断になり、些細な音で気になってしまうという方は多く存在します。常に気になるほどの騒音を感じてしまうと、小さなストレスを重ね続けて結果的に精神に異常をきたしてしまうケースもあります。生活していく上でイライラしてしまい、例えばピアノ音が頻繁に聞こえたせいで事件に発展してしまったというケースもあり、放っておけない深刻な問題です。

 

音が健康に与える影響は想像以上にあるのです。もし近隣の音が気になってしまう場合は「これくらい、いつか慣れる時がくる」と楽観視せずに、リフォームについて考えることをオススメします。

 

2.外からの音を遮断するタイプのリフォーム

外からの音を遮断するためのリフォームでは、壁に「遮音シート」や「遮音パネル」などを貼って遮音する方法が挙げられます。さらに耐熱性に優れたパネルを貼ることによって、防音のみではなく室内を快適に過ごすための施工方法もあります。壁の防音リフォームの相場は多めに見積もっても70万円程度(一般的費用)になります。

 

さらに吸音材という室内の音を吸収できるリフォーム材もあるので、こちらも遮音シートと一緒に取り付けられることが多いです。

 

リフォームをしなくても、壁に直接遮音シートや吸音材を貼り付けることによって防音することもできますが、壁の中に貼り付けるものよりも効果は薄く、見栄えも悪くなってしまうためあまりオススメできません。

 

 3.隣家からの騒音を遮断するタイプのリフォーム

隣の家から聞こえてくる笑い声や子どもの叫び声といった騒音トラブルも多く見られます。こちらの家の壁が薄いからというだけが原因ではないかもしれませんが、ストレスになるほど困っているのならば今後生活していくことも考えて、今から対策をするべきでしょう。

 

隣の家と自分の家の間の壁があっても聞こえる隣の家からの声というのは、先ほど説明した60dbの騒音よりさらに大きな音ということが分かります。この場合は壁のリフォームはもちろんのこと、窓の防音対策をすることをオススメします。

 

隣の家の騒音が聞こえると困るリビングや、寝室の窓ガラスを変更したり、内窓を取り付けたりといった対策を行いましょう。

 

窓ガラスの変更をする際、防音機能のある窓ガラスには、厚さの違うガラスを2枚合わせた「異厚複層ガラス」と特殊な中間膜を用いた「防音合わせガラス」のふたつがあります。

 

170cm×180cmの大型の窓ガラスを異厚複層ガラスに変更する費用はおおよそ10万円以内(一般的費用)に収まるので、窓ガラスをリフォームするだけでも騒音対策になります。さらに、複層ガラスは断熱性能を高めるため、冬場は室内のあたたかい空気を外に逃がさず快適に過ごせるので、まさに一石二鳥の施工となります。

 

 4.上の階からの騒音を遮断するタイプのリフォーム

せっかくマンションを購入したのに、上の階から聞こえる「子どもが走りまわる音」や「ドアの開閉音」に悩まされるなど、上の階からの騒音トラブルは後を絶ちません。一度騒音が気になってしまうと、その後も些細な音だけで気になってしまい、結果としてストレスを招く原因となります。

 

上の階からの騒音を遮断するためには壁や床ではなく、直接関係のある天井のリフォームをしなくてはなりません。天井の防音リフォームは壁や窓よりも費用が高くなる可能性が高く、防音リフォームで最も難易度が高いといわれています。難易度が高くなってしまう理由は3つあります。

 

・天井内の内装材を一通り変えなければならない

・多重構造にする必要がある

・施工技術が必要となる

 

マンションの天井は一戸建てとは違い、すべての部屋の天井がつながっているため、設計の見直しやすべての天井の取り外しなど、大掛かりな施工になってしまいます。もちろん防音リフォームが前提としたゆとりのある天井構造だったり、一度防音リフォームがされた天井だったりすれば、最低でも50万円程度(一般的費用)でリフォームすることが可能です。しかし最悪の場合、数百万円かかってしまうケースもあるため、今住んでいる天井がどういう構造なのかなど下調べが必要となります。

 

寝室やリビングなど騒音でどうしても気になってしまう部分のみリフォームするといった、部分的な施工を考えてみるのもいいかもしれません。

 

 5.まとめ

これから先、住み続けるマイホームが騒音のせいで住み心地の悪い、ストレスの溜まる家になってしまったら元も子もありません。今回の記事で紹介した費用を参考にしながら、リフォームについて考えてみてください。

 

愛知県でリフォームをご検討中であれば、自然素材を活用したリフォームや建築を行っている、池田建築株式会社にご相談ください。池田建築株式会社では「これからの20年を快適に暮らす」ことをコンセプトとしたリフォームを行っております。リフォーム期間を長引かせず、よりスムーズに行うための家づくりを心がけているため、あなたにあった施工計画・予定・ご都合に対応します。Web相談も受け付けておりますので、一度ホームページに目を通してみてください。