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快適な老後のための高齢者向けバリアフリーリフォーム

高齢になっても、自宅で少しでも長く、快適に過ごしていきたい。そのための助けになるのが、バリアフリーリフォームです。この記事では、バリアフリーリフォームで快適な老後生活を送るためのヒントをお伝えしたいと思います。

 

1.バリアフリーで安全で快適な生活を

バリアフリーとは、生活の障壁となる物理的・精神的な障害物を取り除くことです。

 

家を「バリアフリーリフォームする」とは、具体的には、敷居の段差をなくしてつまずきにくくすること、廊下や階段、トイレやお風呂などに手すりをつけて、転落や転倒を防ぐことなどが挙げられます。

近年、家庭内の事故による高齢者の怪我や死亡事故が増えています。日本の家庭内事故死は年間1万2,000人以上います。年間の交通事故の死亡者が7,000人なので、どれだけ多いかが分かると思います。

 

なお、家庭内事故が多く発生する場所は「お風呂」と「階段」です。こういった事故を防ぐだけでなく、快適に日常生活を送りやすくするためにもバリアフリーリフォームは重要です。

 

バリアフリーにすると、車いすであっても不自由さを軽減した生活が送れますし、廊下の幅を調整したり、階段の落差を減らしたり、お風呂の滑り止めを付けるなどをすれば、お子さまをお持ちの方でも安心して暮らせます。

 

2.今の生活の不便や不満点を整理しよう

バリアフリーリフォームの実施にあたっては、現在の生活で不満に感じている点をまとめておくと、工務店などリフォーム業者との意思疎通がスムーズになります。

 

手すりの増設や段差の解消工事、引き戸からスライド式の引き戸に変えるといったことは、健常者の方にも利便性をもたらします。

 

3.バリアフリーリフォームは地域の工務店などに相談

リフォームにあたって、何か分からない点があれば、工務店などリフォーム業者に相談してみるのが一番です。建築のプロで、リフォームの実績が豊富で、バリアフリーについても熟知している工務店であれば、疑問点などもスムーズに解決してくれるはずです。

 

 

リフォームの方法や、取り付ける手すりなどにも多くの種類があり、もちろん工務店と相談して、デザインや材質も選ぶことができます。車いすの方に合った手すりの高さ、お子さまが掴まりやすい高さなど、気になる点も柔軟に対応していただけます。地域に安心して気軽に相談できる工務店を作っておくとよいでしょう。

 

4.バリアフリーリフォームには減税制度の利用がお得

家をバリアフリー仕様にするための、リフォームをした場合に受けられる減税制度は、以下のものになります。 

 

4-1.住宅借入金等特別控除

返済期間が10年以上の住宅ローンを利用して、自分の住んでいるマイホームについて、所定のバリアフリー仕様にするためのリフォームをすると、新築や中古住宅を買うときに適用される住宅ローン控除の「住宅借入金等特別控除」が利用できます。 

 

4-2.特定増改築をした場合の住宅借入金等特別控除

返済期間が5年以上の住宅ローンを利用して、自分の住んでいるマイホームについて、高齢者の方などが通常の生活を送るのに困らない、所定のバリアフリー仕様の基準を満たす改修工事を含む、リフォームに対しては、「特定増改築住宅借入金等特別控除が受けられます。

 

4-3.既存住宅を特定改修した場合の税額控除

既存住宅を特定改修した場合の税額控除とは、平成21年4月1日~平成33年12月31日までの期間に、自分の住んでいるマイホームについて、高齢者などが通常の生活をするのに困らないバリアフリー仕様の基準を満たす特定改修工事を行うと、工事完了の年の所得税から標準的な工事費用の額の10%相当額を税額控除する制度です。

 

4-4.固定資産税の減額

固定資産税の減額についても、バリアフリー支援の税制があります。ただし賃貸住宅には適用できません。費用が50万円を超える場合、改修工事の翌年の床面積100㎢相当までの固定資産税を3分の1減額するという制度です。

 

4-5.減税制度の適用条件

上記の減税制度の適用条件は以下のとおりです。

 

・50歳以上(工事完了後、居住した年の12月31日現在)

・介護保険法の要介護または要支援の認定を受けている人

・所定の障がい者

・65歳以上(工事完了後、居住した年の12月31日現在)の高齢者または上記に該当する親族のいずれかと常時、同居している人

 

ご覧の通り、さまざまな減税制度があり、高齢者の家族をお持ちの方は利用できる可能性が高いです。事前によく調べて、それぞれの条件に合った減税制度の利用をおすすめします。 

 

5.まとめ

まだまだ奥が深いバリアフリーリフォーム。この記事を読んだことで少しでも理解が深まったのであれば幸いです。高齢者社会を迎え、在宅での介護も増えている現在、バリアフリーリフォームも必須になってきます。

 

デザインを工夫したデザイナーズリフォームというのもあり、おしゃれなデザインに囲まれて、バリアフリーに生活を送る、といったことも可能です。

 

リフォームには生活が豊かになるヒントがたくさん隠れています。「池田建築株式会社」では、高齢者に向けたバリアフリーリフォームも行っています。ぜひご検討をされてみてはいかがでしょうか。