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自然素材で長く健康に暮らせる住空間に

新しい家やリフォームでは、どのような空間にするかこだわりをもって打ち合わせに臨む人も多くいると思いますが、家の間取りだけでなく、家を建てる建材にもこだわりをもってみてはいかがでしょうか。建材を自然素材にすることで、ぬくもりのある空間を演出するだけでなく、シックハウス症候群を予防するなど健康面でもメリットがあります。

 

このページでは、自然素材を用いた住宅づくりについて詳しく解説をしていきましょう。

 

1.住宅建築に使われる自然素材とは?

住宅建築に使われる自然素材とは、一体どのようなものをさすのでしょうか。目に見えるところでいえば、家の柱を鉄骨ではなく木製のものにするといったものが挙げられます。これだけではありません。例えば、フローリングに無垢の木を使用、壁には珪藻土を使用するといったものが挙げられます。また、壁紙を化学物質ではなく和紙を使用する場合もあります。

 

このように、自然素材はあらゆる場所に使われるため、すべての建材を自然素材で作るということも不可能ではありません。

 

2.自然素材でシックハウス症候群を予防

自然素材を使用することの最大のメリットであると言われているのが、シックハウス症候群の予防です。なぜ自然素材がシックハウス症候群の予防になるのでしょうか。

 

2-1.シックハウス症候群とは

シックハウス症候群とは、新築や改築した家に住み始めた人が、くしゃみ、咳、鼻づまり、体のかゆみなどアレルギー症状に似た疾患が発生する健康障害です。この症状の原因は、建材に含まれているホルムアルデビドをはじめとした化学物質やダニ、ほこりなどです。

 

シックハウス症候群になってしまったら、改善する方法は住宅環境を変えるしかありません。そのため、体の健康だけでなく住宅環境を改善させる必要があり、家庭のお財布事情にも打撃を与えてしまう可能性がある、厄介な問題です。

 

2-2.自然素材の効果

シックハウス症候群は、住み始めてみないとわからない健康障害のため、未然に防ぐためには自然素材を使用することが効果的です。断熱材、粘着剤といった素材を自然の素材に変えることで、化学物質を発生させるリスクを抑え、シックハウス症候群の症状を抑える働きがあります。

 

また、それだけではありません。無垢材のような木材は吸湿、放湿機能があるので、夏は余分な湿気を吸収し、冬は適度な湿度を放ち室内環境を一定に保つことができます。これにより、ほこりやダニの飛散を防ぎ空気を綺麗にすることで、アレルギー症状を軽減させる働きがあります。

 

このような点から、シックハウス症候群を防ぐためには自然の素材が有効であることがおわかり頂けるのではないでしょうか。

 

3.資材以外にも自然素材を使用したこだわりの家

自然素材の家づくりでは、資材を自然素材にして接着剤を健康に影響が出ない程度の接着剤に変更する人もいますが、家のすべてを自然素材で建築することも可能です。

 

3-1.炭化コルク

ワイン栓で廃棄されたコルクを再利用して作られた炭化コルクは、断熱材として使用されます。コルクはヤニで固形化するため、接着剤も使用しません。また、断熱、調湿、防音、防虫など高機能な性能を持つ断熱材として人気の自然素材です。

 

3-2.米のり

古くから日本の大工さんでは使用していた接着材です。米のりの接着剤の強さは木工用ボンド並み。そのため、接着剤としては十分な役割を果たします。米のりは、木材の貼り合わせの時に使用されます。

 

3-3.柿渋

柿渋は、塗料の代わりに使用されます。柿渋で塗った壁は、通常のペンキでは表すことができない色合いとなります。木のぬくもりを最大限表現するためには、柿渋が良いと言えるでしょう。また、年数が経過することに色合いにも深みが増していくので、経年で変化をしていく色味を楽しむこともできます。

 

3-4.漆喰

漆喰は、ビニールクロスの代わりに使用され、その色合いは既存のビニールクロスやサイディングでは表すことのできない仕上がりとなります。漆喰で表現する白さには、風格や高級感があるので、高級感のある空間にしたい方は、壁を漆喰にしても良いでしょう。

 

このように、さまざまな場所で自然素材が活躍をしています。建材だけでなく、このような場所にも使われていることを覚えておくと良いでしょう。

 

4.自然素材の家は長期優良住宅にも対応可

自然素材の家は、短期的な住宅だけではなく耐久性があるので、長期優良住宅にも対応が可能です。「長期優良住宅認定制度」とは、平成21年にスタートした国が推進している、長く安心・快適に暮らせる家の基準です。その認定を受けている家が「長期優良住宅」と呼ばれます。長期優良住宅の基準を満たす建築、リフォームを考えている方は、自然素材を活かした家づくりをおすすめします。

 

自然素材は、通常の資材とは異なり、経年で深みのある色合いへと変化していくので、時が経てば経つほどモダンな住まいへと変化していきます。もちろん、定期的なメンテナンスをしっかりすれば自然素材でも十分安全に長く暮らしていくことができるため、おすすめです。

 

5.まとめ

自然素材を使用した家作りは、家族の健康を守るだけでなく、快適な居心地の良い空間にすることも可能になります。

 

池田建築では、自然素材を最大限に使用した家をこれまで数多く手がけてまいりました。自然のぬくもりのある空間に住みたいという方は、ぜひ池田建築株式会社にご相談ください。