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リフォームするのに図面がない!図面なしでもリフォームができるのか?


住宅が古い場合、リフォームを行う際に自宅の図面を持っていない家庭が多く存在しますが、リフォームを確実に行うためには、住宅の図面が必要となります。

今回は、リフォームを行う上での図面の必要性と、図面を持っていない方でもリフォームができるのかについて解説します。これからリフォームを検討している方や、自宅の図面を見たことがないという人にとって参考になる記事となっています。

1.図面の必要性

住宅の図面とは、重要な柱や住宅の構造についてのさまざまな情報が記載されている書類です。日本では、築年数の古い住宅になるほど図面が残っていないことが多々あります。なぜなら、昔は大工によって図面の作成をしない場合が多かったからです。

クロスの張り替えや外装の塗装などのリフォームでは、図面は必要ありません。しかし、古くなった住宅の間取りを変更するほどの大掛かりなリフォームを行う場合には、図面が必要となります。

なぜなら、住宅の図面を確認することでリフォーム後のトラブル回避を行える場合があるからです。住宅の図面がある場合、リフォーム工事を行う前に元々の住宅に構造上の問題がないか確認を行うことができます。しかし、住宅の図面がない場合、リフォームを行った後に構造上の問題がみつかると、リフォーム工事に問題があったのか、元々の住宅に問題があったのかを判別することが難しく、責任問題があやふやになり、トラブルが発生してしまうことがあるからです。

2.リフォームに必要な図面

リフォームを行う際に必要になる図面は、「設計図」「特記仕様書」「施工図」の3つです。

設計図とは、設備や住宅に必要な寸法が、明確に分かるものです。また、特記仕様書とは、住宅の設備に対して、どのメーカーのどの部品が使用されているのかなど、規格が記載されています。最後に、設計図をさらに詳細にしたものが、施工図です。リフォームを行うときには、この施工書を見ながら進めることになります。このように、図面は住宅の状況を確認するために大切なものです。

リフォームを行う際、図面以外にも「検査済証」が必要となります。検査済証は図面のように、誰かに書き起こしてもらうことも、再発行することもできません。検査済証は、建築物を建築する際に、計画通りの建築物が建ったのかを、役所が検査した際に発行されるものです。検査済証がない物件は、役所に許可されたという証明がないことになります。耐震診断にも影響を与えるものなので、検査済証があるかどうかしっかり確認しましょう。

3.図面は絶対必要ではない

図面は絶対に必要というわけではありません。先述したように、古い住宅では図面を作成していない場合もあります。もしなくしたとしても、リフォーム業者はその住宅の劣化状況や長年の経験から、おおよその図面を書き起こすことができます。

リフォームを行うときには、まずリフォーム業者が現地調査として住宅の視察を行います。このときに、どこに重要な柱があるのか、またどこに筋交いが入っているのかを確認します。壁の中の構造を確認するために、天井内を覗くなどの現地調査を行う場合もあります。

特殊な構造の物件でない限り、図面がないことによる、追加費用がかかることはないとされています。間取りの寸法なども、図面がある場合でも計測を行うこともあります。作業時間に影響がない場合は、基本的に費用に関係しません。しかし、特殊な物件や見て分からない構造の場合は、大掛かりなリフォームをするときに実際に壁の解体をしなければ分からない場合もあるのです。

4.まとめ

住宅のリフォームをする際、壁や重要な柱などを確認するためにも、図面が必要となります。しかし古い住宅になるほど、図面が存在しない場合もあります。リフォーム業者は実際に住宅の現地調査をして、新たに図面を書き起こすことができます。

リフォームを考えているが、図面がなくて焦っている方がいらっしゃいましたら、まずはリフォーム業者にその旨を伝えましょう。図面がなければリフォームができないとわけではありません。リフォームを行う上で大切なのは、経験豊富なリフォーム業者や、中古住宅の実績が十分にある業者を選ぶことです。

「池田建築株式会社」は、木造住宅のリフォームを行っています。20年先も快適に過ごせる住宅のリフォームで、長年住み続ける家をそのときの目的や家族構成に合わせた形に復活させることができます。愛知県春日井・名古屋エリアで住宅のリフォームを考えている方は、ぜひ一度「池田建築株式会社」までお気軽にご相談ください。