お家の気になる部分を修繕・改装する方法にリフォームという方法があります。既存の建物へ手を加える方法には“建て替え”や“リノベーション”といったものもありますが、この3つの方法の違いとは一体何でしょうか。そこで今回は建て替え・リフォーム・リノベーションの違いやリフォームのメリットについてご紹介します。
1.建て替え・リフォーム・リノベーションの違い
理由はさまざまですが、家をより暮らしやすく変身させる方法として“建て替え”、“リフォーム”、“リノベーション”があります。まずはそれぞれの違いをみていきましょう。
1-1.建て替え
建て替えとは家を一度全て解体し、また一から建て直しをするというものです。一度全てを取り壊して更地にしてしまうので、耐震に備えた地盤の改善などを行うこともできます。
1-2.リフォーム
リフォームという言葉には、“元に戻す”という意味が含まれています。時間が経って内装が古くなってきたり、壁紙が剥がれたり、お風呂が老朽化してしまったりという理由から、古くなった部分を新築当時の状態へと元に戻すために行われる工事のことを表します。
1-3.リノベーション
リノベーションとリフォームの違いが分からないという方は少なくないでしょう。リフォームが“元に戻す”のに対し、リノベーションは“つくり変える”という意味が含まれています。間取りや配管などを一から考え直し、全く新しいスタイルの住まいへとつくり変える工事をすることです。例えば、築100年以上の京町屋を既存の雰囲気を残しながら、レトロモダンなシェアハウスへと生まれ変わらせるといった工事はリノベーションに含まれます。
建て替え・リフォーム・リノベーションの中でも比較的手軽に行えるのがリフォームです。家に改善したい部分があるけれど、建て替えやリノベーションをするほどではないという方はまずリフォームからはじめてみてはいかがでしょうか。それでは、次の章ではリフォームを行うメリットについてご紹介させていただきます。
2.リフォームのメリット①予算が組みやすい
リフォームのメリットの1つに、予算の組みやすさがあります。施工する部分を自分で細かく特定できるので、施工前の予算が立てやすいのです。建て替えやリノベーションを行う場合、施工箇所や施工内容、施工の仕様、施工に用いる素材や機器など全ての箇所を把握し、指定するのはなかなか困難ですが、リフォームであれば特定の場所だけに集中すればいいので細かな指定や予算の把握が可能となります。
3.リフォームのメリット②好きな部分にこだわれる
また、リフォームは気に入っている部分はそのまま残し、変更したい場所にだけ手を加えることができるのが最大のメリットです。建て替えやリノベーションの場合ですと、全体的にまんべんなく予算の配分が必要ですが、リフォームの場合は、好きな部分に予算を集中させることができます。
また、全体の姿が変わるわけではないので、リフォーム後のイメージがしやすいというメリットもあります。
4.リフォームのメリット③工事期間が短い
建て替えやリノベーションの工事は家全体に関わる工事のため、工事期間が2か月~5か月ほどと長くなってしまいます。そのため、工事期間中は一時的に引っ越しをして、仮住まいに住む必要があります。その場合、引っ越し費用や仮住まいに住むための手続きや家賃など、手間やお金が余計にかかってしまいます。しかし、リフォームであれば早くて1か月以内、遅くても3か月以内で完了する場合がほとんどです。
簡単なリフォームであれば、当日中に終わる工事もあります。そのため、リフォームで部分的な工事のみを行う際には、一時的な引っ越しをする必要がない場合も多く、家に住みながらリフォーム工事を行うことができます。
また、リフォームだと気になる箇所が複数ある場合も、期間を空けて複数回に分けて工事を行うこともできます。工事の都合に合わせてライフスタイルを変える必要がなく、ライフスタイルに合わせた施工が可能なのもリフォームの大きなメリットです。
5.まとめ
今回は、建て替え・リフォーム・リノベーションの違いやリフォームのメリットなどをご紹介しました。なるべく低予算で済ませたい、好きな部分だけをこだわりたい、施工のために一時的な引っ越しは難しいという方は、リフォームを選んでみてはいかがでしょうか。リフォームのように様子を見ながら少しずつ施工していけるのは仕上がりをイメージしやすいだけでなく、予算が組み立てやすいというメリットがあります。
リフォームをご検討されているという方はぜひ一度「池田建築株式会社」へお問い合わせください。お客様にぴったりのリフォーム内容を提案させていただきます。