自然素材の良さを知る！ 自然素材住宅の魅力とは？
およそ20年前から「自然素材」が住宅業界で注目されています。自然素材を使用した住宅に住みたいという方も年々増加しています。自然素材が注目され始めた要因のひとつには、住宅に使用する化学物質で引き起こされる、さまざまなアレルギー反応が挙げられます。今回は、人工住宅にはない自然素材住宅の魅力についてご紹介します。
1.自然素材は生きている
無垢材や漆喰、珪藻土といった自然素材を使用した建材は、すべて素材そのものが呼吸をしています。木材は基本的に、切られたあとも呼吸を続けます。ほとんどの自然素材は、木材と同様に呼吸をしているため、調湿性に優れています。
吸湿性と放湿性に優れているため、常に空気中の湿度を一定に保つことができます。人工素材は呼吸をしていないため、低コストではありますが調湿性は期待できません。また自然素材は、呼吸をしていることによって空気中にある有害物質を吸着する働きがあります。
住宅は空気がこもりやすく、現代住宅では気密性も高いといった特徴があります。これが原因で人工素材に含まれる有害物質が空気を汚染します。その結果「シックスハウス症候群」や「アレルギー反応」を引き起こす原因となるのです。
人は外部から必ず空気を取り込みます。住宅で生活している方は、生活の約8割は室内で行動します。住宅の空気を清潔に保つことで、健康状態を安定させることもできるのです。さらに、自然素材が生き続けることによって「生活の音」も吸収する効果があります。調湿効果は水分だけではなく、音も吸収します。静かな環境をつくることができるため、結果として防音性に優れた住宅をつくることができます。
リラックス環境をつくるためには、騒音などの音を日常生活から排除し、余計な体力の消耗を防ぐことも大切です。人間の身体は、音が耳に入るだけでも無意識に脳が活動してしまいます。この活動時間を減らし、くつろげる環境を自然素材は作り出してくれます。
2.化学物質を含まない
自然素材は化学物質を含みません。漆喰をつくるにしても、化学物質を使用せずすべて自然素材で成り立っています。だからこそ、シックスハウス症候群と呼ばれる、住み始めの住宅で起きやすい目がチカチカするなどのアレルギー症状を引き起こすことがほとんどないのです。
また、化学物質過敏症にもなりにくくなります。化学物質過敏症は、シックスハウス症候群よりも重度のアレルギー反応とされています。化学物質によって症状が悪化し、有害物質を放つ家から離れたとしてもさまざまな物質に影響を受けやすくなってしまいます。シックスハウス症候群や化学物質過敏症は、人工素材に含まれる有害物質が原因とされています。中には発ガン性のある建材もあるため、人工素材よりも自然素材を好む方が多くなりました。
有害物質を含まない自然素材は、こういったアレルギー反応への対策として利用されています。それだけではなく、生きている自然素材だからこそ太陽のエネルギーだけで半永久的に使用することができます。また、製造する際や廃棄する際にも一切の化学物質が出ないため環境汚染の心配がありません。自然素材住宅は、人間の健康面だけではなく環境にもやさしい家といえます。
3.使い込むほど味が出る
自然素材の多くは、長期間利用することによって色合いや風格が変わっていきます。「家族とともに生きる家」といえるほど、経年変化を楽しむことができます。新築の頃は色も白くキレイな無垢材でも、時を重ねるごとに色味が濃く赤くなっていくものもあります。
無垢材だけではなく、壁材に使用する漆喰なども同様に年を重ねて新たな風格を感じることができます。いつまでも変化がなく、「キレイなままの住宅に住みたい」という方には自然素材の住宅は向いていません。
しかし、革製品のように年季のあるものを楽しめる方や、自然素材住宅独特の成長を感じたいという方にとっては、人工素材住宅よりも愛着を感じる住宅となるはずです。
4.まとめ
自然素材には、人工素材とは違う良さがたくさん存在します。何よりも、共に住宅で過ごす家族の健康を考えますと、人工素材よりも自然素材を使用することが大切です。現代における住宅のほとんどは、化学物質を含んだ人工素材によって建てられています。
「新建材」とも呼ばれる、化学物質を多く含有した建材も多く使用されるようになりました。この新建材によって、室内の空気汚染による健康被害も増加しています。その結果、シックスハウス症候群といった症状を引き起こし、知らず知らずのうちに身体にさまざまな悪影響を及ぼしています。
「池田建築株式会社」では、家族が安心して暮らせるように、自然素材住宅を提案しています。健康で暮らすためには、化学物質を出さない「本当の自然素材」を使用した住宅が必要なのです。自然素材住宅に興味を持った方は、是非一度池田建築株式会社までお気軽にご相談ください。
